先月のこと、こちらの内覧会へお邪魔しました。

レセプションはパスしましたが、展示は非常に内容の濃いものでした。

 

BC3000の文明から始まりスペイン軍に侵略されるインカ帝国まで、文化の変遷が豊富な資料で細かく見ることができ、同時に時間の流れを俯瞰でき、まさにアンデスを旅しているようでした。

文字を持たなかった文明。それゆえ、図柄がこんなにも豊かになったのでしょうか。

ひとつひとつに付いているキャプションが素晴らしく、つい読み入ってしまいます。

 

さらに、数年前のペルー旅と今回の展示がリンクして、すばらしいシナジーを生み出しました。

 

あの時の景色が、今回の展示への興味や多少の理解を掘り下げてくれ

今回の展示が、忘れていた記憶の細部を呼び起こし、旅をさらに色鮮やかなものにしてくれたようでした。リマの太陽、マチュピチュの雨と虹、ナスカの砂漠、空のもとのチチカカ湖。

「地球を見た！」と思ったあの裏に、これだけの人間の営みがあったとだなと。

 

そんなわけで、８年の時を経た写真を見返してみました。

 

刹那的なものでも、めいいっぱい生きたと思う瞬間というのは鮮やかに復活するものですね。

あの旅も今回の機会も、周りの方達のおかげでほんとうに貴重な経験をさせてもらっているなと思います。