Pencake works -paper items and design- オリジナルペーパーアイテムとデザイン

クリスマスカードの事情

 

 

クリスマスには、カードを贈ろう。

 

あわただしい12月。

忘年会にクリスマスイベント、華やかな予定が街中で次々と催され、人と会う機会が格段に増えるこの季節。

親しくもなかなか会えない友人や、久しぶりに会う方へは、ぜひクリスマスカードを贈りませんか?

年賀状のように形式あるものではないからこそ、ピュアな気持ちが伝わります。色とりどりのカードを選ぶのは、楽しい作業ですよね。

 

そもそも、クリスマスカードって?

実は、クリスマスカードの風習はわりと新しいものです。

イギリスでは18世紀末から手作りのカードを送る風習があり,19世紀前半にはその用紙として縁飾を印刷したものが売られるようになりました。

今のように、絵柄と挨拶文が印刷された いわゆる「クリスマス・カード」は1840年代に登場します。

 

世界最初のクリスマスカード

世界最初のクリスマスカード。これもイギリス発祥のものだと言われています。

イギリス王立美術院会員であり、歴史画家、風俗画家として知られるJohn Callcott Horsley

が、英国文官であるHenry Coleからの依頼により1843年にイラストレーション、デザインしたものです。

John Callcott Horsley
John Callcott Horsley

 

それがこの、人々がワインを持ち、微笑みながらこちらを向いている、あたたかな雰囲気のデザインカード。こんなに可愛らしいカードが世界最初のクリスマスカードなんてなんだか微笑ましいですが、当時、ちょっとした物議を醸します。理由は、幼い子供がワインを飲んでいたこと。

海の向こうフランスではまだ水代わりにワインを飲んでいたような時代ですが、この指摘はなんだか現代のような話ですね。

 

現代のカード

欧米では、”Merry Christmas and Happy New year” とセットで書かれることが長い間通例でしたが、年賀状の習慣がある私達には違和感がありますね。さらに現代では、さまざまな宗教の人々が一緒に暮らしています。クリスマスを祝わない人たちにはもちろん、Merry Christmas は使えません。

 

しかしながら、クリスマスシーズンから年始にかけてホリデーになるのは、ほとんど世界共通です。ですから、どんな人にも、どんなシーンにも使いやすい、色々な挨拶文のカードが作られるようになりました。

 

“Happy Holiday” “Seasonal Greeting” や、“JOY” “Peace”というのもよく使われるキーワードです。

(個人的には、”BE MERRY & BRIGHT ” というのが気に入っています)

 

一年でいちばん世界が輝く季節、12月の約束には、ぜひカードを携えてみてはいかがでしょうか。

 

【Pencake works のクリスマスカード2種】

ヴィンテージゴールドのクリスマスカード

クリスマスカラーのジュエリーカード